ファッション・アクセサリ

2022.06.25

新連載のお知らせ


2015年から足掛け5年、福岡のタウン情報誌《シティ情報Fukuoka》に連載していた『再評価通信/Revival Journal』は、とても自分の執筆感覚と相性がよく大事にしていたコンテンツでした。

連載終了の翌年まとめ本を出した後も、まだまだ書きたいことがたくさんあったのにとふつふつとしていたところにパンデミックが到来。ようやく収束の兆しとなった今年4月、『再評価通信』のセクエルを扱ってくれる媒体を本腰を入れて探そうとしていた矢先、月刊《Lightning》の編集者Mさんから取材のご連絡が。

お会いした際にコラムの話もしたところ「面白そう!」と乗ってくださって、あっという間に連載が決まりました。そういえばシティ情報の元編集長Kさんの時もこんな感じでスピーディだった記憶。運のよさ・タイムリーさには自分のことながら毎度愕かされます。

しかしコラム名は変えて欲しいとのこと。うーん、じゃあどんなのにしようかなあと考えていたところ、Mさんからこれでいきましょうと言い渡されたのがこのタイトル。Lightningといえばラギッドなコンテンツで知られる古豪のメンズライフスタイル誌。その中にあって随分とヤワラカなタイトルだけど…とやや心配に。

しかし題字を描いているうちに、おや、ちょっと50〜60年代の洋画の邦題みたいで悪くないんじゃない〜という気分になり、描き終える頃にはこんな語感のタイトルは自分じゃ思いつかなかったろうなと感服。著作では毎度文章以外の写真やイラストも手がけていますが、本は独りでつくっているにあらずと改めて痛感した次第です。


そのフンイキ通り同誌のマニッシュなコンテンツ群にあって、ちょっと毛色の違う休憩室のような役割のページになればと思っております。『古いものと暮らしてます!』、ユルユルとご期待ください。

 

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2008.10.01

某女性からの依頼


昨冬、ある女性がイキナリ無地のキャンバス製
トートバッグを差出し「これに何か描いて」と言い放った。

出たよ、「ちょっと描いて」。
困るんだよなあこういうの。
医者に知人がいても「ちょっと治して」とは言わんでしょうに。
(中でもよーく言われるのが「似顔絵描いて」。
俺は針すなおじゃないっつうの)

こういう依頼はすべてお断りしているんだが
こちらの依頼には毎度キッチリ対応&仕事も早い彼女、
「いつになるか解らないよ。締め切りは無期限だからね」
と言ってとりあえずは預かった。

こういうのはホント、生活のストレス。
ノーギャラだからといえ職業にしているわけだから
ゾンザイに描くわけには行かない。
そこで紙袋に放り込みクローゼットに
投げ入れしばらく忘れたフリをした。
こっちも日常の仕事があるわけだからね。


しかし職業的サガなのか、仕事が混んでもしばしば思い出してしまう。
いったい何を描いたものかとふとした時に思案してしまう自分。

どうせ描いたらあちこちで見せびらかすに違いない。
で、時間差で「見たわよ~」などとウワサが
まことしやかに廻ってきたりするんだろう。あーもうそれがイヤ。
モチベーション全く上がらじ。


それから数ヶ月が経過・・・


8月某日、すっきりと目覚めた朝があり
片付けちまおうと思い立ち午前中に一気描き上げた。
下描きナシの一発勝負。


結果、結構楽しんで描いてしまったのはやはり職業病か。
あ、これ見て「アタシにも!」は受けられませんからね。
オフクロのだから仕方なく描いたんであって。


SIDE A
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聞けば絵画スクールの画材を入れるんだとか。
親戚や同スクール生のオバちゃんたちから
「アタシもー」と来そうなのが怖くてビクビクしてます。

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SIDE B→

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2008.04.07

最大級のリスペクトをこめて

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みなさんは『洋服の並木』という店をご存知だろうか~
趣味性の高いオーダーでも一着概ね3~4万円というリーズナブル価格で仕立ててくれる、東京は世田谷区にあるテーラーである。ロウ・バジェットの割りには細かなディテイルの注文にも応えてくれ、ロック・ミュージシャン達の間では衣装作りの基本&老舗として認知されている。かけ出しの時分に先ずここで一着つくるのが慣例、あまたのスターたちが若き日にここのオヤジさんにサイズを測られているのだ。

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実はワタクシ、その『洋服の並木』で一番最初に狭Vゾーンの3ツボタンスーツ、いわゆるMODSスーツを仕立てた一人。

遡ること20数年前の80年代半ば、当時よく一緒にスクーターでツルんでいた友人Mくんが見つけて来て「ちょっとのぞいてみようぜ〜」という軽いノリで行ったのが最初。 どうやらかなり細かい部分まで言うことを聞いてくれるらしい、というのでデコレートしたスクーターで出かけた。

「小田急線・梅ヶ丘駅にある」と聞いたとき、母校である都立高が同駅にあったので周辺のことは大方想像がついた。そのため最初は駅前にあった『バルコン/ナミキ(現ナミキ洋服店)』という同名のチェーン店風テーラーの事が頭に浮かんだ。

今でこそここもタイトなスーツを仕立てているようだけれど、当事はウインドウに「このタイプの中からお選びください」というようなPOPと共にイラスト化されたパターンが大きく掲げられていたので、こちらの言うことをそんなに聞いてくれるとも思えなかったし、MODライクな洋品店らしさなど微塵も見えなかったので「あの店がねえ〜」と不思議に思った。

よくよく話を聞いてみればやはり別の店舗と判明、駅から少し離れた街道沿いに同名店があるのだという。まったくややこしい話なのだけれど、それで間違えたお客も後に随分居たんじゃないかとも思う。駅前を抜けると「並木」と漢字表記の店が見えた。お世辞にもキレイとは言えない佇まいと、無秩序に積み上げられた生地の山にちょっと引いたのを憶えている。

店内に入るやいなや、生地山の向こうに演劇にでも使うのか?というような面白いディテイルのスーツがたくさん吊るしてあるのを発見。が、音楽のニオイのするものは無くあからさまに矢区座なカオリがするものばかり。なかんずくグレーのマオカラーの長尺スーツが目を惹き、「これはどんな人が着るんですか?」と尋ねると「あ、それは右翼のです」と淡々と即答、その調子に小さく爆笑。どうやら顧客のほとんどは「ソノスジ」の方々ばかりのようだった。 が、話しているうちにオヤジさんの気さく加減についつい意気投合、後日一着オーダーする運びとなったワケである。

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その頃並木のオヤジさんも、MODライクな極細シルエットスーツの仕立ては未経験だったようで、写真集やレコードジャケットなどを持って行ったりしていろいろ説明し手探りでの制作だったが、その割にはとてもうまく仕上げてくれた。当時はジャストセンス&ジャストコンシャスの既製品などまだまだ入手困難だった時代だったし、バブル前の物価で3万円を切った価格設定だったと記憶、かなりの満足度であった。しかし何よりも、一般的なテーラーとのコラボレーションで当事はまだまだカルト文化だった60'S的アプローチを実現させたこと自体に心地よさを感じていた。


■↑これがその一着。映画『さらば青春の光』で主人公ジミーが着ていたモノを目指し、似た生地を探した20歳当時。どんなものが出来るのかと日々ワクワクしたのを思い出す。


ある夜、『新宿JAM』の前でGIGが跳ねた後スクーターにまたがりながら駄弁っていると、雑誌ライターを名乗る男数人に声をかけられ名刺を渡された。聞けば月刊PLAYBOYのフォトセッションとやらで、どうやら写真を撮られるだけでいいギャラがもらえる様子、即決で取材協力することに。

撮影後オヤジさんに「今度並木で仕立てたスーツ着て小泉今日子と雑誌に載りますよ~」と電話報告するも「あっそうですか」とそっけない返事。でも後日遊びに行くと切抜きがレジ横にポツンと貼ってあったのを目撃。ある日オヤジさんが居ない時、奥さんから「すごく喜んでいましたよ」と聞きソコハカとなく嬉しくなったのを憶えている。

■レジ横に貼られていた切抜き。キョン2の背後右から2番目が筆者。またがっているスクーターも僕の。MODのクイーンという設定の割にはトンチンカンなカッコで入場して来たため「違うよコレは」と爆笑したらちょっと泣きそうになってしまった彼女。いやいやアナタには非はないんだって(笑)腰も低く「可愛さ爆発」なとてもイイコでした~↙


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数ヵ月後、弟分のY氏にせがまれ連れて行ったのだが、数年後には彼がシーンのフェイス的存在になったため、それから東京のMODたちにじわじわと拡がったのではなかっただろうか。 十数年前に僕がTheピーズのハル氏に紹介するや、彼経由でその後ミッシェルガンエレファントらバンド連中に伝わり浸透、ブレイクしたんじゃないのかと(飽くまで私見)。そうそう、デビュー当時のスカパラも全員並木で揃えたのは周知の事実、1stジャケットの裏に大きくクレジットが入ってますね。


数年前、先述のThe Minnesota VooDoo Menのメンバーを連れて行った際、約20年ぶりにオヤジさんと涙の再会。忘れずに憶えていてくれて、とても丁寧にご挨拶いただき更に感激。当時はまだ半分コドモ扱いされていたため、大人に対する挨拶をもらっただけで感激ひとしお。

そして「まだありますよ」と僕が当時書いた注文表とサイズ表を出してきてくれたのには仰天動地。ひとしきり思い出話をした後、20歳当時とどのくらい体系が変わっているかサイズを測ってみましょうという事になり計測、すると当時と殆ど変わっていない事が判明、非常に感心されました(←このあたり今回のポイント)


それからまた更に4年の歳月が経った昨年末、イキナリ並木のオヤジさんからおデンワが。 いつもの飄々とした口調で(←ご存知の方々はお解りかと) じきじきにオファーを頂戴。内容は60S系カルチャー誌の1P広告の制作だとか。 ・・・ガキの時分にお世話になった方から仕事のご依頼。 ありがたいじゃあないですか(涙)。 納期など詳細は後日連絡との約束をし電話を切った。

しかしそのままほったらかしにしていたら、来るはずのおデンワが一向に来ない。打ち合わせの日取りすら決まっていないもので、いよいよ心配になりそのまま店に突っ込んで行ったところ、イヤな予感は的中、締め切り超間近が発覚!やっぱり・・・もうお願いしますようオヤジさん(泣笑 )

打ち合わせは店先での立ち話。これまで作ったお客さんのスーツ姿の写真を見せてもらったり(知人友人が沢山いて笑えたなァ)こちらの作品集を見せたりしながら話すこと30分、帰り際やっぱり飄々とした例の調子で一声「もう全部おまかせします」 。このコトバ、実は一番困るのである。そう言うオファーに限って上げてみた後「やっぱり違うなァ~」なんて事がよくあるからだ。でもそんなこと言ってる時間もなく雑誌に穴あけちゃあイケナイってんでとりあえず帰って超特急で上げましたですヨ(もちろん最大級のリスペクトをこめて)。


で、ギャランティの額はって?
帰りしなにオヤジさんに尋ねられ、こちらもこう申し上げました。

「もう全部おまかせします」


*

Namiki

■ポイズン・エディターズ発刊『SIXTIES MAGAZINE Vol.3』に掲出中です。

*




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2007.09.14

馬のお尻でインターネット

この夏は昨年とは比較にならないほど暑い夏でしたね。
で、仕事の方もオーバーヒート、気がつけば休みといった休みが
取れない夏。.思えば8月は丸1日休日は1日もありませんでした。

まあ、絵を描いている時間が至福の時でもあるので
絵描き冥利に尽きると言えば尽きるのですが
自由な時間がたくさんあってのフリーランス稼業、
例年は仕事の波も穏やかな8月なのに、こんなに
仕事責め&仕事場に篭らせられる夏というのもめずらしい。
異常気象に合わせたような異常事態でしたわね今夏は。

そんな中仕上がったのがデニムのトートバッグ。
某アパレルwebサイトから頂戴したオファーで
かのデニムブランドLee Ridersとのコラボレーション。


残念ながら販売用ではなく同サイトの記念イベント用に
作られたアイテムなんだけど、先月行われた恵比寿の会場で
先着300名にだけ配られたもの。
お持ちの方はゼヒご自慢ください~(笑

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ちょいオタクくさいカウボーイ君がネットショッピングに
愛馬そっちのけで興じているというシチュエーション。
裏側のポケットにはちゃんとLeeのネーム&フラッシャ-が。デニムも13・3/4オンスを使用しております~


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2007.01.13

スカパラツアー・ファイナル限定TシャツON SALE!

明日1月14日埼玉スーパーアリーナで行われる東京スカパラダイスオーケストラのライブ『WILD PEACE TOUR FINAL! '07』で販売されるTシャツ2パターンとキャンバス・トートバッグを手がけました。当日行かれる方がいらっしゃいましたらくれぐれもお買い逃しなきよう~14日一日のみの限定発売ですので!尚、ゲストヴォーカリストにCHARA、ハナレグミ、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロト氏が登場します~

【TシャツA-type】Dsc04627
フロント:
ルードボーイとビーハイブのmodガールがダンスしながら「スカパラ観た?」「もちろんヨ」と会話しています。

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バック:
スカパラのメンバーが円団を描きパーフォーマンスを。本当はゲスト3人も加えたかったんだけど「オトナの事情」により叶いませんでした~(泣)


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【TシャツB-type】
バック:
ロゴを中心にラベル風に仕上げました。(フロントにはJUSTA RECORDSのレーベルロゴがはいっていますがこれは僕の手によるものではありません~)

トートバッグはTシャツB-typeと同デザインです。       

スカパラは、物販アイテムをできるだけたくさんの方に入手してもらえるよう
低めの価格設定を心がけているとのこと。
フロント、バックと多版を用いたにもかかわらず、この価格は確かにリーズナブルですね。
トートバッグの画像及び サイズ・価格は↓をご参照ください~
http://www.sma.co.jp/wildpeace/

僕も明日は会場に行きますので、行かれる方は会場でお逢いしましょう~(って難しいか)


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2006.07.24

06新作Tシャツ完成!

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今年も吉祥寺『ヤング ソウル レベルズ』から オリジナルTシャツのリリースです。
http://www007.upp.so-net.ne.jp/youngsoulrebels/
(HP上段メニュー最左にある拳のアイコンをクリックしてください)

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今シーズンはフロッキープリント(フエルト製ワッペンのような立体プリント)の3色展開。慎重なるショップオーナーの計らいから(笑)回生産数が少なめということもあり、寒梅雨続きにもかかわらず既にストック僅少との事。色によっては終了してしまったサイズもあるようす、お買い上げ未だの方&迷ってらっしゃるあなた、お急ぎください~!!(通販もご利用いただけますハイ)

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2005.08.10

Tシャツ完成~!!

遅ればせながら新柄Tシャツが完成しました。「遅いよ」と言われそうですが(現に言われましたが)温暖化が進む昨今、10月半ばくらいまでは夏(少々強引)Tシャツは通年売れる商品だそうで今やシーズン・レスなアイテムとのこと。まっだまだ出番は充分あります!今回も60’Sをモチーフにしたイラスト&ロゴを2色扱いでデザインしました。吉祥寺の英国衣料店『YOUNG SOUL REBELS/ヤング・ソウル・レベルズ』に今月から並んでいます。http://www007.upp.so-net.ne.jp/youngsoulrebels/ 

にしてもこの店、ユーズドの商品がホントに安い。洋服の他、ファイアキングのマグやリフリゲータボウルなどは市価の半値以下! 都内某所のコレクティブル屋に仕入れられてしまったこともあるほど。Tシャツのみならずそちらの品々も物色に行く価値ありです~。 古着にしてもシューズ・バッグ類にしてもコンディションの良い小さめグッドサイズを揃えているのに これでホントに利益上がってる!?と問い質したくなるようなロウプライス。「生活できればいいんです」という上昇志向ゼロのオーナーにも愛の手を(笑)

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size● XS(肩幅約41cm身幅約43cm着丈約62cm)●S(肩幅約45cm身幅約48cm着丈約66cm)●M(肩幅約50cm身幅約53cm着丈約68cm)●価格¥3,990(税込)●ボディにはanvilを使用しているので日本製より1サイズずつ上とお考えください(L→M)●遠方にお住まいの方はメールオーダーも承っていますのでそちらもご利用ください。 TEL&FAX 0422-71-0050

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2005.04.23

オリジナルブランド!(アウター編)

先日monoマガジンの仕事をした際、打ち合わせに来てくれたワールドフォトプレス社の編集者T氏(超好青年!)が、数年前に僕が渋谷のアパレルメーカーC社とコラボレイトしたPコートを着て現れたのでびっくり!そう、TがCのPだったのです!コラボと言ってもコートの右肩に貼り付けられたエンブレムに僕のイラストの刺繍が入っているだけなのですが、コレが改めてよく見ると服全体のデザインも含め実にカワイイ!!(そっと自画自賛)これを見たとたん「あ、そういえばいろんなの作ったんだっけ!」と思い出し、しばし仕事を忘れ感無量。「気に入って愛着してるんですよ~」というコトバに更に感涙。「仕事についてもっと書いて欲しい」と時々頂く声にお応えし、今回は僕が関わった洋服をいくつかご紹介するとしましょう~


C.blumes/Pコート

ダブルボタンとシングルの2パターン展開。丈は短めでシルエットは細め、ポケット/ハンドウォーマーのフラップがニットになっていたりベンツがサイドに入っていたりとなかなか洒落た仕上がりになっています。メルトン地より軽めの生地を使っているせいか若干毛玉が出来やすいのが反省点、ですかね。

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右肩にイラストのエンブレムが付いています。刺繍といえば色とりどりにケバケバさせてしまいそうなところですが、企画したC社担当者のセンスの賜物、イラストのアウトラインを単色ステッチでなぞっているだけの抑えられた仕上がり。試作を見せられた時「おお、こう使ったか~!!」と歓喜したものです。


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少し光沢のある白の糸でステッチング。シングルにはバイキングの男の子が、ダブルには船長さんが静かに自己主張しています。(残念ながらダブルの方は未入手)


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arataパーカ

乱暴に言えばマウンテンとヨットとM-51のあいのこを目指したデザイン。当初はスクーターに乗る時にM-51パーカの代わりにという設定で企画されましたが、オンオフに拘わらずインナーも選ばず羽織れる一着にしようというコンセプトに移行。(僕の頭の中には60年代サーフ&ドラッグバンド/ロニー&ザ・デイトナスの「GTO」のスリーブでメンバーが着ているパーカがありました)生地はもとよりファスナー類などのパーツひとつひとつまで吟味、フロントにはジップ止めのフラップをスナップボタンで付けるなど細部に渡って注文させてもらいました。残念ながら1ロットで生産終了しましたが僕のわがままをそのまんま具現化してもらえたことに非常に満足している一着です。そんなことからも僕の名前をつけてくれた理由がわかる正真証明のオリジナル。生産数も50着弱と僅少な為、お持ちの方、レアですぞ!

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このブログと同名のロゴとキャラクターのモノグラムが裏地に入っています。当初は写真のコバルトブルーのほかバーガンディとベージュの3色展開の予定でしたが、予算の都合上表地と裏地を逆にしたにリバースエディションの2パターン展開となりました。
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一見すると「!?」と思われるかもしれませんが女のコが着ると実にカワイイのがリバースエディション。残念ながら僕は似合わなかったけど(笑)

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左袖口にロゴをプリント。こんなところの遊びにも付き合ってくれたC社にはホント感謝です。


次回はPコートの胸にも付いているPINSとここで洋服を手がけるきっかけになったTシャツをご紹介します。 


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