新連載のお知らせ
2015年から足掛け5年、福岡のタウン情報誌《シティ情報Fukuoka》に連載していた『再評価通信/Revival Journal』は、とても自分の執筆感覚と相性がよく大事にしていたコンテンツでした。
連載終了の翌年まとめ本を出した後も、まだまだ書きたいことがたくさんあったのにとふつふつとしていたところにパンデミックが到来。ようやく収束の兆しとなった今年4月、『再評価通信』のセクエルを扱ってくれる媒体を本腰を入れて探そうとしていた矢先、月刊《Lightning》の編集者Mさんから取材のご連絡が。
お会いした際にコラムの話もしたところ「面白そう!」と乗ってくださって、あっという間に連載が決まりました。そういえばシティ情報の元編集長Kさんの時もこんな感じでスピーディだった記憶。運のよさ・タイムリーさには自分のことながら毎度愕かされます。
しかしコラム名は変えて欲しいとのこと。うーん、じゃあどんなのにしようかなあと考えていたところ、Mさんからこれでいきましょうと言い渡されたのがこのタイトル。Lightningといえばラギッドなコンテンツで知られる古豪のメンズライフスタイル誌。その中にあって随分とヤワラカなタイトルだけど…とやや心配に。
しかし題字を描いているうちに、おや、ちょっと50〜60年代の洋画の邦題みたいで悪くないんじゃない〜という気分になり、描き終える頃にはこんな語感のタイトルは自分じゃ思いつかなかったろうなと感服。著作では毎度文章以外の写真やイラストも手がけていますが、本は独りでつくっているにあらずと改めて痛感した次第です。
そのフンイキ通り同誌のマニッシュなコンテンツ群にあって、ちょっと毛色の違う休憩室のような役割のページになればと思っております。『古いものと暮らしてます!』、ユルユルとご期待ください。
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