リモート講義の意外性
各地で3度目の緊急事態宣言が相次ぐ中、打つこと前提で進んでいるワクチン接種は本当に安全&必要なのかという話がここのところの友人との鉄板議題。しかし明確な答えはナシ。
そんな中での23日の九州大学の講義『デザインリテラシー/文化とデザイン』もリモートに急遽変更。自宅リビングからのテレ登壇となった。顔がわかるナマ講義の方が断然面白いのだが、今回に限ってはリモートというスタイルが案外功を奏した面もある。暮らしの中の再評価というテーマ上、実物を持参しての登壇予定だったのが、自室からの生中継ゆえよりたくさんのモノも見せることができたのは不幸中の幸い。
ほかの先生からの合いの手や学生からの質問にも「それはこれですね」という具合に仕事部屋から物を取ってきて返答することができ、話に拡がりが出たこともなかなかステキな誤算だった。
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60〜80年代を彩った品々=トランジスタラジオ、LSIゲーム、コンサートチケット、カルチャーマガジンなどなどは、今やすべてスマートフォンに集約されてしまった前時代の遺品。それら実物とフラットハウス再生の写真は、エキサイティングだった時代はデザインとともにあったことを学生たちに雄弁に語ってくれたはず。
それにしても後半の質疑応答はよかった。コロナ禍を含めこのカラーレスのような時代に対し、今の10〜20代も疑問を抱いていることが垣間見られ、こちらも大いに考えさせられた貴重な時間でした。(K先生、M先生、今回も大変お世話になりました )
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