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January 2015

2015.01.12

新春来たりなば

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新年明けましておめでとうございます。

この挨拶はどうやらしめ縄を外す松の内=7日あたりまでという向きが一般的なようですが、1月中の最初の挨拶であればこれを使ってもよろしいという意見もあり、15日くらいまでならばと個人的には思っています。いやいや、1月中ならいつでもいいじゃないですか。なんならもう冬の間はOKということで…と延々間接的自己弁護をしておいての「本年もよろしくお願い致します」。

すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、昨年11月よりAmebaでもブログを始めました。

『FLAT HOUSE住人語録 : コトログ・モノローグ』

とはいえこの『Let Him Run Wild』を閉めるわけではありません。これも「棲み分け」というのでしょうか、こちらではロングスパンで(結局去年の更新は6回のみ)長めのコラムを書く場になっていますが、Amebloの方は手短かかつアップテンポで進めてゆく所存です。2004年から始め今春で丸11年になる当ブログとあわせてご愛読のほどをよろしくお願い致します。


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というわけで2015年幕開け。
詳しい友人によると、2012年から昨年までの3年間の僕は「大殺界」という時期にいたらしい(大殺界が何なのかはwikipediaでどうぞ)。昨今は「そういうのって結局どうなのかねえ…」というちょっと懐疑心傾向へ傾倒していたのだが、いったい自分の何がどうなるのかを調べてみると結構心当たりがあり、あながち迷信とも言い切れないような内容にびっくりした。

思えばこの3年間は会社を辞めた年以来の激動っぷり。立ち退きがあったり仕事が頓挫したり新しく始めたことが阻まれたり。まあ、世の中得てしてこういうもので、そうは上手く行かないのがジンセイ〜なんて台詞は耳にタコながら、本当にそうなんだなあと思わざるを得ないような出来事がテンコ盛りだった。

要するにこの人生の冬期とされる「大殺界」というのは、周期的にやって来る「心身の停滞」なんじゃないかと思う。外的要因ではなく、それを受け取るこちらに問題が生じる時期ではないのかと。厄年も身体の潮目が変わる時期だという説があるように、とりたててオカルティックな話でもサイキックな話でもなく、基準ははっきりしないまでも至って人体学的な話としてあるのではないかと思う。

植物が四季に則するように生きているのと同様に、霊長類のヒトも一定のバイオリズムの中で生きている。季節に冬のような「静」の時季があるがごとく、人間の周期にも冬があるという考え方はあながち非科学的とも言えない。むしろ人間だけはそんなものと無関係という考え方の方が傲慢であり、自然科学に反していないかとも思う。

とにもかくにもそれが明けたということで、何か気分が軽くなっているからやはり不思議である。昨年末まで見当たらなかったバイタリティのような心持ちがじわじわと蘇って来ているような気もする。春にはFLAT HOUSE styleも4冊目が出せそうだし、その他の新刊も動きそう。エネルギーが注入されたとまで言わずとも、停滞状態にも“飽き”が来ると考えれば納得がゆく。春は基本的に気持ちが上向きになる典型的ほ乳類タイプなので、これからまた面白いご報告ができそうだ。


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