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July 2011

2011.07.21

阿呆の体裁には逆ギレを



もう10年以上も前の話になるが、ちょうどこの時季
電話回線の調整でNTT業者に汗だくで来訪されたことがあった。


イヤな予感は的中。
案の定、床や机の上に汗をぼたぼた垂らしまくってくれた。
最初は黙って拭いていたが、ついに書類の上に垂らしたので
結構年配の人だったにも拘らず思わず叱り飛ばしてしまった。


こんな猛暑日に汗を拭うタオルも持たずお客のところに
来るなんてエチケットに反しますよ!と諭すとこれも
予想通りの平謝り、こっちがいじめているような
空気になって更に不快。
というか、その前にまず「服装」に問題があるんじゃないか。


32〜33℃はあろう気温の中、グレーのセビロ姿。
ネクタイにまで汗がしみ込んでいた。
お客に対しての身だしなみのつもりらしいが、
酷暑日に見るおっさんのセビロ姿ほど見苦しいモノはない。


すでに会社員を辞めていた私は、
「第一、なぜこの暑さの中そんなセビロ姿なんですか」と
在社当時から疑問に思っていたことをこの業者に
ぶつけてみたところ、セビロを着て来ないと
「失礼だ」と迫る客がしばしば居るからです、
という「やっぱり」な回答。


そんな客には、オマエはエアコンの効いた涼しいところに
居るから そんな勝手なことをぬかせるのだ、じゃあ今セビロ着て
1時間でも外を歩いてみろ!と、逆ギレしていいはず。


*************


しかし、それをおとなしくハイそうですねスイマセンと
聞いて来てしまうことにむしろ大きな問題がある。


いいオトナがですよ、
「暑い日は逆に汗をかいて見苦しいので
こういう格好にしています、ご容赦を~」
くらいの 簡単な解説、あるいは説得がなぜできないのかね?
そんな時勢を見ない無知な言いがかりを言うひと握りの
クレーマー顧客にあわせて 汗だくになっている事に
理不尽さのかけらも感じないのかね?と思う。


結局「そんなことで仕事に支障が出ては~」と
いうようなことだろうからそれ以上は訊かなかったが
そのめぐらせ過剰な体裁意識や ことなかれ思想、
ちょっとした交渉をも煩わしがる生活姿勢が
クソ暑い真夏日にあの格好をさせている。


その、こんなことしたら言ったら怒られる、
こんな格好で通勤したら何か言われる、という
個々人の「小さな億劫&臆病」もゲンパツを動かす
大きな要因になっているということを知るべきだ。

**************

第一、どこに「仕事は絶対にセビロを着なくてはならん」
というルールがあるというのだ?
ありもしない戒律に怯え、不条理と感じつつ従っているあなた自身、
それを強固なものにしてしまっている実直な協力者ではないのか?


今年から各自すすんで涼しいと思う格好で仕事をしよう。
ハーフパンツだって厭(いと)わなくて良し。
60年代のIVYでは正装カテゴリーに入っていたのだから。
なぜスーツで来ないと問われたら、暑いからですよでOK。
気候変動を知ろうともせず、時代錯誤の慣習を
押しつける方が間違い。
くだらない遠慮や体裁は無用、これが一番の節電。


今夏は、セビロを着込んでエアコンをガンガン点ける
阿呆な上司や、人にはサディスティックに体裁を要求する
時勢の読めないお客を教育するいい機会だ。

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