某女性からの依頼
昨冬、ある女性がイキナリ無地のキャンバス製
トートバッグを差出し「これに何か描いて」と言い放った。
出たよ、「ちょっと描いて」。
困るんだよなあこういうの。
医者に知人がいても「ちょっと治して」とは言わんでしょうに。
(中でもよーく言われるのが「似顔絵描いて」。
俺は針すなおじゃないっつうの)
こういう依頼はすべてお断りしているんだが
こちらの依頼には毎度キッチリ対応&仕事も早い彼女、
「いつになるか解らないよ。締め切りは無期限だからね」
と言ってとりあえずは預かった。
こういうのはホント、生活のストレス。
ノーギャラだからといえ職業にしているわけだから
ゾンザイに描くわけには行かない。
そこで紙袋に放り込みクローゼットに
投げ入れしばらく忘れたフリをした。
こっちも日常の仕事があるわけだからね。
しかし職業的サガなのか、仕事が混んでもしばしば思い出してしまう。
いったい何を描いたものかとふとした時に思案してしまう自分。
どうせ描いたらあちこちで見せびらかすに違いない。
で、時間差で「見たわよ~」などとウワサが
まことしやかに廻ってきたりするんだろう。あーもうそれがイヤ。
モチベーション全く上がらじ。
それから数ヶ月が経過・・・
8月某日、すっきりと目覚めた朝があり
片付けちまおうと思い立ち午前中に一気描き上げた。
下描きナシの一発勝負。
結果、結構楽しんで描いてしまったのはやはり職業病か。
あ、これ見て「アタシにも!」は受けられませんからね。
オフクロのだから仕方なく描いたんであって。
聞けば絵画スクールの画材を入れるんだとか。
親戚や同スクール生のオバちゃんたちから
「アタシもー」と来そうなのが怖くてビクビクしてます。
SIDE B→
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Comments
ご無沙汰しております。
なんだか今日ブログがupされている予感がしてアクセスしたら!
ビンゴでした~♪
愛がこもった暖かい絵ですね~。
私も~と手を挙げたくなりますよ、これは~。
お名前入りもデザインされていて素敵です。
Posted by: kazuko | 2008.10.01 11:47 PM
コメントありがとうございます~ご返答が遅くなりました!
「愛がこもった」なんて言われると実に面映いのですが、仕事以外にやらねばならない仕事だったことは間違いないですね。時間はかかってしまいますがテキトーに片付けるのというのは絵に描くことに限っては許されないことなんだァなと。職業病です(泣笑)
Posted by: a.coolhand | 2008.11.08 01:09 PM